水木しげるの「幸福の七か条」

どうも!四十にして迷いまくりのヒョンケンマンです!

 

さて、最初に何を書こうかと迷っていたのですが、やはり僕の生きる指針の一つとなっている「幸福の七か条」をご紹介したいと思います。

(まったくプログラミングとは関係ないですね笑。)

 

水木しげるさんをご存知の方も多いはず。

ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」をはじめさまざまな妖怪や神秘的な内容の漫画を描き続けてこられた方です。

また、自身の戦争体験を基にした近現代史も描き、さらには民俗学者といってもおかしくないぐらいに各地域の民俗風習などに明るかった鉄人です。

戦時中に左腕の切断を余儀なくされ、「片腕の漫画家」でもありました。小さいころに放送されていた「あなたの知らない世界」という番組ではじめてその姿を見た時は、「うぉー!この人片腕で漫画描いてるんやー!!」と番組の内容よりも驚いたのを覚えています。

2015年11月30日、93歳で鬼籍に入られましたが、その飄々としながらも自分の生き方を貫き、たくさんの人に影響を与えた人生には本当に感銘を受けてます。

そんな水木氏が「幸福の七か条」というものを述べられていたのはご存知でしょうか?

第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 怠け者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。
「水木サンの幸福論(日本経済新聞社)」より)

では、逐条解説を超簡単に僕なりにしてみます。

第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。

だれしも成功や名誉、勝利を得るために生きているのですが、いきなりそれを全否定です!笑

じゃぁどうすればいいのだ!?と言いたいところですが、おそらくそういったものは結果としてついてくるだけのものであって、行動する前からそれを望むなということなんでしょう。

 

第二条 しないではいられないことをし続けなさい。

で、ここで行動の指針を明示しています。「しないではいられないこと」をしていくのだ!と。

自分がもう我慢できない!そのことが頭から離れない!助けてー!!となってしまうぐらいのことこそし続けるのだ!と。

 

第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。

そうなってきたら、当然人のことなんかどうでもよくなりますよね笑。

「しないではいられない事≒楽しくてしょうがない事」

という式は成り立ちます。また、楽しさなんて人それぞれですから、人と比較しても意味がないし徒労に終わりますもんね。

 

第四条 好きの力を信じる。

でも、自分の好きなことばっかりやっていてもうまくいかない場合のほうが多いでしょうし、社会的にもなかなか理解されず不安になることも多いでしょう。

それでも、自分の「好きだ!」という無限のパワーを信じて突き進むことで道は開かれていく。というか、突き進んでいるというその過程自体が幸せなのかもしれませんね。

 

第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。

一番の悩みどころがここでしょう。つまり好きなことをし続けることと、お金儲けは比例しないし、むしろ反比例してしまう可能性もあります。

「お金儲け=幸せ」ではないという前提で、好きな事をやり続けていく覚悟を持たなければならないのでしょう。「割り切り力」というものが要求されるのかもしれません。

陸上競技選手の為末大さんが著書「諦める力」で主張されていることと似ているような気がします。

 

第六条 怠け者になりなさい。

これは、ことばそのままの意味で捉えるよりも、あくまで働きすぎといわれる現代社会へのアンチテーゼとして受け止めておいた方がいいのかなと思います。みんな働きすぎですよ、そればかりしてても幸せではないですよ、と単純に伝えているのかなと。

ただ、そもそも「しなければならないことをしなさい」という義務前提ではなく「せざるを得ないことをし続けなさい」と水木さんは主張しているのですから、義務を果たさない「怠け者」とは当然親和性があるんですよね。

もちろん、「しなければならない」義務は多々ありますが、そこに人生の重心を据えるのではなく、「せざるを得ないこと」ばかりする「怠け者」を目指すことで、心も体も満たされ豊かになっていくのでしょう。

 

第七条 目に見えない世界を信じる。

妖怪をはじめ、幼少期から目に見えないものに対する興味をなくなるまで持ち続けていた水木さんからすれば当然の主張でしょう。

唯物論か観念論かという議論もありますが、目に見えないからといってないとは限りませんし(放射線とかは実際は見えないけどありますよね)、またこう考えておく方が想像力や好奇心が刺激されて楽しいはず笑。

孤独に感じることが馬鹿らしくなるでしょうし、死ぬことに対して恐怖を抱きにくくなるのではないでしょうか?

まぁ、ここは思想信条、宗教、信仰の内容につながってくるので人それぞれでしょうが、僕は目に見えない世界を信じたいし、それを前提に人生を謳歌していきたいと考えてます。

※ブログ一発目から爆弾発言しますが、僕はかなりの(エセ)スピリチュアリストなので、それに関してもちょっとずつ書いていくつもりです。

 

水木しげる先生「幸福の七か条」はどうでしたか?

 

今までは仕事と趣味とが分かれていたと思うのですが、これからはそれがどんどん融合し、あらたな働き方、営み方、そして人生の過ごし方が生まれてくるはず。

 

私はそれを実践し証明していきたい!

とりあえずやってみます!!